2009年5月29日

iPocket Draw Lite: 無限のキャンバスを持つ手書きメモ


Mafia も落ち着いてきたので、閑話休題で仕事に使えるアプリの紹介に戻りましょう。

今回紹介するのは手書きメモ iPocket Draw Lite です。
正直、最初は使えないなぁと思っていて、ブログに書いたら消しちゃってもいいかな、と思ってたんですが、いやいやどうして結構使えることが分かってきました。

今まで一番使いやすい手書きメモは Sketch Pad だと思っていたんですが、それを超えていると言っていいでしょう。

簡単に特徴を列挙すると
  • 無限キャンバス
  • save/load なし
  • 直線モードと曲線モード
  • 図形、テキストあり
何と言っても最大の特徴は無限キャンバスでしょう。実際には無限じゃないかと思いますが、例えば初期状態の一画面分を点になるまでどんどん縮小しても、まだ端が出てきません。ですので実質無限と言ってもいいでしょう。
ちなみに、ペンの太さには限界があるので、あんまり縮小させた状態で書いても薄い線が引かれるだけなので、見にくくて使い物にはなりません。

そうなると、実は save/load がなくても違う場所に書けばいいだけなので、十分使えるかと思います。
ただ、拡大縮小操作で時々とんでもない場所に飛んじゃう場合があるので、それは要注意です。
書いた場所を見失った場合は、3タップでホームポジションに、4 タップで全体表示になるのでリカバリーできます。

「最初は使えないなぁと思っていて」と書きましたが、その原因が、直線モードと曲線モードになります。
「・」を選択すると自由に線が引けるのですが、「・」を選択しただけでは直線モード(vector mode)になっていて、曲線を描いても全て直線(折れ線)か円に変換されてしまいます。
ですので、文字を書こうと思っても、全部直線になってしまうので、何かの犯罪の犯人からの手紙みたいになっちゃいます(テレビの見すぎ?)。

これじゃぁ使い物になりませんよね? じゃぁどうやったら曲線が書けるのか? というと、「i」のヘルプに書かれていたんですが、「・」ももう一度選択してあげるんです。(ちょうど、テキスト入力で↑を2度タップすると全角入力になるのと同じ感じです)
そうすると、いわゆる手書きメモ状態で書けるようになります。通常はこっちを標準のモードにした方がいいと思うんですけどね...
入力は Sketch Pad と同等で非常に滑らかに書けます。

図形は四角と丸が用意されています。テキストは、「T」を選択すると文字入力モードになるので、入力した後、画面上をタップするとそこにテキストが配置されます。別の場所をタップすればそこにも同じテキストが配置されますので、同じテキストを書くときには便利ですね。

総じてとてもいい手書きアプリと言っていいと思いますが、要望としては以下があります
  • 拡縮/移動の動きがちょっと変
  • 削除の改良(undo/redo, 領域選択)
  • 説明がフランス語
二本指の操作で拡縮と移動ができるんですが、ちょっと判定がシビアで、移動させようと思っても拡宿と判定されしまい、思ったように動いてくれないケースが多々あります。もうちょっと移動しやすいように判定した方がいいかと思います。

あと、削除に関してはいろいろ改良した方がいいと思います。
まず、undo/redo は1アクションで行えた方がいいでしょう。現状だと、例えば書いた線を消す場合に、矢印を選択、消したい線を選択、ゴミ箱を選択、OK の4アクションになっちゃいます。
それから、ある領域を消したくても、そこにあるオブジェクトを一つ一つ選択して、ゴミ箱→OK を繰り返す必要があります。ごっそり消したいときにこれは辛いですね。

touch から App Store で iPocket Draw Lite を見ると、説明がフランス語なのは何かの愛嬌でしょう。

というわけで、広大なキャンバスにいくらでも書ける手書きメモ iPocket Draw Lite の紹介でした。

2009年5月26日

Mafia Wars: 解析 その3 (訂正、そして...)


解析シリーズ(?)の第三回目です。
今回は、初回の解析記事前回の解析記事の訂正と、改造に関して紹介したいと思います。

初回の記事で、ゲーム上表示されないパラメータの attack, defense と attack_strength, defense_strength の説明に関して、逆に書いてしまいました。

あと、前回の記事で、V1.11 では、V1.0 にはなかったデータのやりとりがある。と書きましたが、これは間違いでした。
あの時取得したパケットは、V1.11 をインストールした直後に行われたやりとりでした。
つまり、通常やり取りしている起動時の通信は、V1.11 でも V1.0 でもほとんど変わりありません。ただニュースティッカー(動作が重い原因と疑われている、トップ画面の下の不要なニュース)だけは V1.11 から追加されたものになります。

さて、既に私を仲間に加えてくれた方はお気づきかと思いますが、一気にとんでもなくレベルが上がってしまいました...
技術的な興味からと、だんだんやることがなくなってきたので、そろそろいいかな? という気持ちから、悪魔の囁きに乗っかって、ちょっといたずらしてみた結果です。

まずは、右上のキャプチャ画面をご覧下さい。なんか普通と違いませんか?
そう、名前の後ろに数字が二つつくようになっています。これは戦闘時に重要になる、(上記で訂正した) attack, defense などのパラメータを、データを操作して名前の後ろにくっつけてみた結果です。
一つ目の数値が attack_strength と defense_strength の合算、二つ目は attack, defense の合算です。
これでパトロンがひと目でわかるようになりました。

操作できるデータは、サーバから送られてくる全てのデータになりますので、前回の解析記事の最初に列挙したデータの全てを好みの値に変更することが可能になります。

通常、この手のネットワークゲームは、データの改竄ができないようにガードをかけてあるものです。確かに Mafia Wars でも、touch からサーバに送出するデータに関してはチェックサムが付加されていて、改竄がかなり困難でした。
しかし、サーバから受信するデータに関しては何のガードもかかってないんですねぇ... これはネットワーク対応ゲームとしては致命的な気がします。
# 片側は出来てるんだから、もう片側もガードするのは大した話じゃないはずなのに...

というわけで、私が改造した仕組みを簡単に触れます。
まずは、構成ですが、

touch - proxy サーバ - 変換サーバ - オリジナルサーバ

という形で、間に二つのサーバを挟んで本物のサーバとの間に割り込みます。touch 側には proxy の設定をして、自前の proxy サーバを向くようにします。
# 実際には、二つのサーバは同じマシンで問題ありません

私の場合は、proxy サーバに delegate、変換サーバに apache を使用しました。
delegate は既に稼働中でしたし、apache も、既に動かしているサーバに virtual host 設定を追加しただけなので、一番面倒なサーバ立ち上げが省けたのはラッキーでした。
変換サーバのコンテンツは CGI だけになります。Mafia Wars では PHP をサーバに使用していましたが、個人的にあまり PHP が得意じゃなかったので、中身は Perl で書いちゃいました。
# 名前が「見習い Rubyist」なのに Perl かよ。と言われそうですが...

CGI での処理は大きく二つ。
前述の通り、touch からのデータは改竄できないので、そのままオリジナルサーバに転送する部分と、返ってきた値を(必要に応じて変換して) touch に転送する部分、になります。
サーバから送られてくるデータは JSON 形式になっていますが、JSON パッケージを使えば簡単に Perl で扱えるようになります。
# ヘッダにちゃんと text/json と書いてあったのに、データの形式が JSON であることに気づくのにだいぶかかりました。(JSON 自身も ajax にちょっと興味を示した時に見た以来で完全に忘れてました...)

例えば前述の、名前にパラメータを付加する変換は、
$res = $ua->request($req);
$dat = JSON->new->decode($res->content);
foreach $user (@{$dat->{data}->{friends}}){
$gidref = $user->{game_data}->{"gid_$gid"};
$fp = $gidref->{attack_strength}+$gidref->{defense_strength};
$ss = $gidref->{attack}+$gidref->{defense};
$gidref->{name} .= "+$fp+$ss";
$gidref->{pic_url} = "" if $gidref->{pic_url};
}
てな感じでやりました。

まぁ、簡単に書きましたが、いろいろ設定をいじったりスクリプトを書いたり、動かしてパケット見て変更してを繰り返したりして、と悪戦苦闘したので、このブログの更新も滞ってしまいました。

というわけで、全世界 2000万以上のユーザがいる人気ネットゲームの割には、見習いエンジニアが改造できてしまうくらい脆いということが露呈してしまった Mafia Wars の改造結果のご紹介でした。

2009年5月22日

Documents 2 Free: 重たいけどまぁ使える


以前紹介した Documents Free の機能アップ版で、一時無料だった(現在600円) Documents 2 の無料版にあたる Documents 2 Free (日本名 文書2無料版)がリリースされました。

相変わらず、メモリを大量に消費するためか動きはもっさり(特に表計算)してるし、ちょっと負荷かけると落ちるし、PC から転送した日本語ファイル名は化けるし、">" ボタンは小さくて押しにくいし、表計算は 4x15 しか表示できないし、説明は機械翻訳で分かりにくいし、で欠点が多いですね。

今回はそれに加えて、広告が出るようになりました。まぁ無料版だから仕方ないって言い方もできますが、それなら機能制限かけるな! って言いたいですね。

私の場合は、標準アプリのメモ帳の代替として使っています。 Google docs にコピーできるので、そのためだけにこれを使ってると言ってもいいくらいです。
... ということは、iPhone OS 3.0 になってメモ帳が同期できるようになったら不要になるってこと??

もし、他にも良さそうなメモアプリで、PC と同期もしくはPCにバックアップできるものがあったら教えて下さい。

というわけで、欠点を挙げたら片手では足りない上に広告まで表示されるようになったけど、ビューワの機能に加えてテキストと表計算を作成できるアプリ Documents 2 Free のご紹介でした。

2009年5月18日

Mafia Wars: 解析 その2 (V1.11)

タグに「マフィア」を追加してみたら、ゲームのタグと同数、つまり全部マフィア系ゲームの紹介だったことに今さらながら気づきました。
それ以外にもゲームはいくつか試してますが、これ程までにマフィアに傾いていたとは...

さて、今回は Mafia Wars 解析の第二弾。V1.11 での解析です。 V1.11 ってなんだ? とお思いでしょうが、これは例の 20RP 無料のアプリです。恐らく V1.1 と中身は変わらないと思います。

まず起動時のデータのやりとりですが、以下のようになっています。
  • サーバ確認
  • ユーザ情報取得*
  • チェック
  • ユーザ情報取得*
  • 仲間リスト
  • ニュースティッカー*
  • ファイトリスト
  • 戦闘結果*
  • ジョブ*
  • ニュース
  • GODFATHER*
  • アイテム*
  • 物件*
*がついているのが、V1.0 では存在しなかったデータです。
これらのデータから言える特徴は、以下の通りです。
(2009/5/22 追記)
この辺の理解が間違ってました。次回の解析あたりで訂正を含めて追加情報をお届けします。
  • 自分自身の情報を含む、大半のデータをサーバから取得
  • 隠しアイテムがある
v1.0 までは、サーバ確認の後、すぐにバージョンチェックを行っていましたが、そのまえに自分自身のユーザ情報をサーバから取得するようになっています。ここで、サーバに保持されている情報と touch に保持されている情報のマッチングを取っているのかもしれません。(cheat 防止?)

それから、アイテムや物件などの情報も、今までは(恐らく)更新があったときだけサーバから取得していましたが、毎回取るようになっています。
(2009/5/22 追記)
この辺まで理解が間違ってました。次回の解析あたりで訂正を含めて追加情報をお届けします。


アイテムや物件のデータを見ていて気づいたのが、表示されない隠しアイテムがかなりある。ということです。
物件に関しては Mafia Mike's というものが存在しています。これは、価格が 8000 で収入が 12000 という、超ウマーな物件ですが、表示されないので実際に買うことはできません。
アイテムに関しては、武器、防具、車に続く 4 番目、5 番目のカテゴリが用意されていて(データでは type=4,5)、そこに Cards, Shiv, Wiretap Device, Health Kit, Getaway Driver, Tokens, Stun Gun, Liquor といったものが用意されています。今後のバージョンアップで JOB に必要になったりするのかもしれないので楽しみに待ちましょう。

それから変わったところでは、戦闘結果というリストがサーバから渡ってきています。その内容は、戦闘後に表示される結果のメッセージと、
"fight_odds":[{
"max":5,
"odds":0.95,
"win":0.02,
"lose":0.03},
というデータで構成されるオッズ表です。恐らく戦闘結果を計算するときに倍率表として使用されるんだと思われますが、どう読み取るのかは分かりません。


さてさて、ここまで解析すると、ちょっと改造ができそうな匂いがしてきます。
私の中で、悪魔君が「へへへ、改造してお前が GOD FATHER になっちまえよ」と囁き、一方で天使が「そんなことして何になるんだい? 戦略を練る材料程度に使えばいいじゃないか」と囁いています。果たしてどちらに傾くことになるか... 乞うご期待

2009年5月13日

Mafia Wars: 解析 (全体、戦闘)

右側のタグ一覧で、仕事よりゲームが上(14vs15)に来てしまいましたが、またもや Mafia Wars ネタです。
といっても、今回はいつもの攻略とはちょっと違う視点から見てみます。

ご存知の通り、Mafia Wars はオンラインで他のユーザと仲間になったり戦ったりできます。ということはネットワーク通信して情報をやりとりしているので、それを解析することで何らかの戦略の足しにしようと思います。

解析に使う環境は、以前の RSS リーダの解析記事と同じです。ちなみに、今回解析したのは v1.0 です。

まず、通信の全体像ですが、以下に分けて説明します。
  • 起動時
  • 戦闘時
  • 仲間追加時
まず起動時ですが、6 回のデータがやりとりされます。その内容は
  • サーバ確認
  • チェック
  • ファイトリスト
  • ニュース
  • 仲間リスト
  • チェック
になります。

最初のサーバ確認は普通の GET リクエストで行われるので、普通のブラウザでもできます。
http://mafia.iphone.zynga.com/net/ping.php にアクセスすると OK と表示されると思いますが、これと同じことが行われます。(別に user-agent とかはチェックしてないようです)

ここから後は POST コマンドで実行されるので、ブラウザでは確認できません。
また、データの改竄防止用にチェックサムが付加されているので、そのアルゴリズムを解析しない限り通信をハックしての改造は難しいと思います。あしからず。

次と、最後の「チェック」は同じ内容で、gid, ipid, zid というものを送っています。
gid は恐らく mafia のグループの ID と思われます。
ipid は touch のIDそのまま( iTunes でシリアル番号だかをクリックした時に表示される 32 文字のID)。
zid は Mafia Wars での ID と思われるものです。
これを送るとサーバから以下のものが返ってきます。

{
"status":200,
"message":"OK",
"data":{
"last_purchase_level":"0",
"activity_post_freq":5,
"refresh_freq":5,
"server":{
"time":1242039257},
"versions":{
"user":1,
"jobs":5,
"items":2,
"favors":4,
"properties":4,
"fight_results":3},
"aaron_factor":1,
"setters":{
"favor_points":"120"}}}

見やすいようにインデントをつけて改行してますが、実際には1行で送られてきます。
恐らく time の値がかけ離れていると、時刻が変更されていると判断して、パラメータの回復を止める動き(オフライン時と一緒)をしてるんだと思います。
versions には、各メニューのバージョンが渡ってきているようです。例えば先日 JOB が増えましたが、これはこの項目の jobs を見て、touch 側のが古かったらサーバに取りに行って更新する、という動きをするんだと思います。
面白いのは、aaron_factor とか favor_points とかですね。何に使っているのか分かりませんが、aaron は公式フォーラムにも出てくる、作者の一人と思われる名前なので、何か秘密の機能があるのかもしれません。 favor_points は熱中度みたいな感じでしょうか? どれくらい頻繁にやってるか、とかを見ているようです。ちなみに max=120 のようです。(つまり、やりすぎ? > 俺)

この後は、ファイトリスト、ニュース、仲間リスト、を取得していますが、今回はパトロン探しにも有効な仲間リストに焦点を絞って後ほど説明します。

起動時に取得する情報は以上です。
次に戦闘時の情報ですが、実は戦闘時は通信が行われません。つまり、起動時に取得したファイトリストや仲間リストを元に全ての戦闘が行われる。ということになります。
そして、仲間追加時の通信ですが、これはいたって簡単で、入力した player id をサーバに送り、その結果が返ってくるだけです。


さて、起動時に交わされる情報の仲間リストについて解析しましょう。

仲間リストは 200 人分の my mafia の情報がリストになって(データとしては1行で)送られてきます。
一人一人について以下のパラメータが入っています。
character_id
zphone_user_id
name
cash
level
experience
energy
energy_max
stamina
stamina_max
health_max
group_size
attack
defense
favor_points
character_type
created_at
updated_at
health
fights_won
fights_lost
favor_increment
upgrade_points
upgrade_increment
group_adjust
attack_strength
defense_strength
item
200人分を受信すると書きましたが、含まれている項目の量で3種類に分けられます。
  • 項目がほとんどないメンバー
  • item がないメンバー
  • 全部あるメンバー
項目がほとんどないメンバーは、私が闇雲に登録したメンバーっぽいです。これらのメンバーは名前くらいしか項目がない状態で、my mafia のリストにも現れません。(ですので、私の my mafia のリストは 100 人ちょいです^^;)
item には、所有している武器や物件が全て記載されています。
で、200人のリストの前半の方のメンバーには item が記載されているんですが、途中からは記載されなくなっています。
この差は my mafia のリストでも分かります。よくある fight points の attack, defense ともに 0 のメンバー(このブログでパトロンと呼んでいる人)ですが、この人たちは item パラメータが送られてきていません。
つまり、このパラメータではパトロンかどうかは判断できない、ということになります。^^;

ここから分かることは、よく戦闘時の判断で、仲間の人数以上に武器を持っていても意味がない。とよく言われますが、どうも仲間の人数(group_size)は考慮してないっぽいです。
というのは、上述の通り、戦闘時に通信は行われないので、全てはこの仲間リストの情報だけで決まることになります。で、仲間リストに仲間の人数は含まれていますが、どの武器をいくつ持っているかの情報(item)が全てのメンバーに含まれているわけではないので、考慮しようがないということになります。

v1.1 から fight points が、仲間の人数で算出されるように変更になったことから考えても、恐らく仲間の人数は考慮されてないと断言しても良さそうですね。

それから気になるパラメータとしては、attack_strength, defense_strength です。これらが、あの HIDDEN と表示される secret skills になります。つまり、パケットをキャプチャすれば HIDDEN じゃなくなるってわけです。
実際の戦闘は、fight points (パラメータでは attack, defense)と、これらの attack_strength, defense_strength で判定していると思われます。
(2009/5/26 訂正)
上記の記載で、fight points と secret skills を逆に書いてしまっています。
secret skills が、自分でポイントを割り振っている attack, defense で、fight points が、レベルや所有武器等から計算され、実際の戦闘時の評価に使用される値で attack_strength, defense_strength です。

ちなみに、私のパトロンは、

"level":320,
"attack":1,
"defense":1,
"attack_strength":900,
"defense_strength":900,

となっていました。

以上、だらだらと書いてしまいましたが、とりあえず現状で分かったところをお伝えしました。
また何か分かったら書きたいと思います。

2009年5月11日

ITmedia, Free RSS: バージョンアップ後


ちょっと前に、RSS リーダの ITmedia と Free RSS がバージョンアップしましたので、それらの改善点と、さらなる要望を書きたいと思います。

ITmedia は 09/4/28 に v2.0 になりました。最初のリリースが '08/11 ですので、ほぼ半年経ってからのバージョンアップになります。

私が気になった変更点は以下の通りです。
  • ボタン大きく
  • 25件まで増量
  • 記事番号の表示
  • URLメール送信
  • フィードリスト表示がもっさり
前の記事では、ボタンの配置や操作で要望を書きましたが、操作に関する改善はボタンがちょっと大きくなった程度となっています。

フィードごとの記事の保持数が 20 > 25 になったのは嬉しいですね。特に IT と デジタルライフの記事は頻繁にアップされるため、ちょっと更新し忘れるとすぐに max の 20 になっちゃっていました。欲を言えば、一日一回の更新で全部保持できるくらいのサイズは欲しいですが。

個人的には、3/25 みたいに、今何番目の記事を読んでいるのかが表示されるようになったのはうれしいです。私の場合、古い記事から読み始めるため、1/25 まで行けばそのフィードを読み切ったことになるので、あとどれくらいかが把握しやすくなりました。

最後の URL のメール送信機能は、PC などに URL を送ってあとでゆっくり見るためのもののようですが、私は使っていません。ただ、 MacWIRE のように PC では見られない記事では有効かな? と思ったんですが、MacWIRE の場合、記事そのものではなく記事で取り上げている内容のホームページとかだったりするので、ぬか喜びでした。

あまり良くない変更点として、フィードリストの表示がもっさりしてしまったことが挙げられる。
なぜかは不明だが、今回からフィードリストのページに表示が切り替わる際に、画面全体が回転するようになってしまったため、そのアニメーションに時間がかかるようになってしまった。これって必要??


一方の Free RSS ですが、09/3/13 にバージョンアップしていました。
あまり目立った変更はありませんでしたが、以下の点が気になった変更です。
  • 並列同期
  • 表示サイズ固定
並列同期は他のリーダでも是非導入して欲しい機能ですが、複数の RSS を並列して同時に更新(最大5)してくれる機能です。
更新時間の大幅な短縮になりますし、もしサーバにエラーがあった場合でも、そのフィードだけが更新されないだけなのでありがたいです。

表示サイズに関しては、以前の記事でも書いた通り、当時は記事中に画像があったりした場合、その横サイズを基準に勝手にリサイズされちゃっていたので、大きな画像が張ってあると文字が相対的に小さくなってしまって、手動で拡大が必要でした。
それが、今回のバージョンアップで、常に文字部分のサイズに合わせるようになったので、画像があろうがなかろうが常に同じサイズで表示されるようになりました。
地味ですが操作回数を減らす意味でも重要な変更ですね。


さて、これらの RSS リーダはほぼ毎日使うので、なるべくストレスなく、操作手順も少なく使えるのが嬉しいわけです。
そういう意味で、まだ実現されていない要望を列挙しておきます。
  • 既読飛ばし
  • 1クリックで次のフィード
  • 最後の未読に飛ぶ
いずれも操作回数を減らすための要望になります。

例えば、今読んでるフィードの記事を全て読み終わったので次を読みに行きたいときにどんな操作が発生するかと言うと、記事リストに戻る、フィードリストに戻る、次のフィードを選択、記事を選択、という 4 ステップになります。(ITmedia の場合、2,3 番目が 1 操作で可能)
これが 1 クリックでできれば、操作手順が 1/3, 1/4 になるわけです。
1分1秒を争う忙しいビジネスマン(暇だからニュースを読んでるわけですが ^^;)を救うためにも是非操作手順の短縮は追求して欲しいですね。

最後の未読に飛ぶ、ですがこれは私の記事を読む順番から来るものです。今のリーダはフィードを選択すると新しい順に並んだ記事のリストが表示され、その先頭を表示します。ですので一番古い未読の記事から読もうと思うと、スクロールさせて、未読マークのついているものを探す、という操作が必ず必要になります。
これは煩わしいので、フィードを選択したら一番古い記事の場所まで移動してくれると嬉しいですね。

というわけで、愛用している ITmedia と Free RSS がバージョンアップしていたので、そのご紹介と、要望をちょっとだけお届けしました。

2009年5月8日

Mafia Wars: バージョンアップと無料RPには気をつけろ



あぁ... またゲームの紹介になってしまいました。 ^_^;

今回は、Mafia Wars に関する注意喚起です。内容は、以下の通りです。
  • バージョンアップするな
  • バージョンアップしちゃったら
  • 無料 reward point アプリに気をつけろ

数日前から Mafia Wars がバージョンアップしてますね。しかし、これは要注意です。
最初に犬が吠えなくなったとか、戦いが改善された、とかいろいろ良くなった点もあるようですが、最悪な点が変更されています。それは、必要経験値です。
ここに書かれているように、今までは、必要経験値が lv30 くらいから平坦になるので、いわゆるフィーバー状態が可能になり、lv775 まではその状態が続くことが分かっていました。

しかし、今回のバージョンアップで、残念ながらこの点が変更されてしまいました。
微妙な切捨てがありますが、ほぼ lv*10 の経験値が必要になってしまいました。これではフィーバーもへったくれもありません。

一応、その関係が分かるグラフを貼ってみました(右上)。
水色が v1.0 の必要経験値、紫が v1.1 の必要経験値、赤がもらえる skill point、緑がその 1.22 倍となってます。
緑より必要経験値が下回っていればフィーバーになる計算ですが、紫は必ず緑より上なのでフィーバーになりようがありません。

やはり、他より優位に立つには、金ですから、フィーバー状態になるのが必須です。バージョンアップには注意しましょう。


じゃぁ、バージョンアップしちゃった人はどうするか?
iTunes と同期さえ取ってなければまだ可能性はあります。(同期してしまった人はご愁傷様です)
touch の方でバージョンアップしちゃった人は、まず touch 上でアプリを消します。そして後は iTunes と同期するだけです。
iTunes でバージョンアップしちゃった人は、マイドキュメントの下のどこかに、拡張子が ipa のファイルが大量に置いてある場所があるので、そこを探して、Mafia Wars のアプリを消して同期します。

これで元に戻せます。


さて、たぶん昨日のことだと思いますが、reward point が 20 もらえるアプリが公開されました。上の画像のように、犬の代わりにデカデカと 20 と書かれたアプリです。
iMob とかでもありましたが、公開されてしばらく経って盛り上がりが落ち着いてきた頃にカンフル剤として投入されるアプリですね。

RP はいくらあっても足りないので、早速ダウンロードして、起動します。
... ん? 犬が吠えない!! やばいか?
あ、ロード時間が長い... もしかして??

予感的中です。必要経験値がとんでもなく大きな値に変わってました... ;_;
折角、犬に吠えられるのを我慢してバージョンアップせずにやってきたのに、見事に釣られました。
もうこれからはフィーバーとは無縁の生活が始まります。
バブルはそうそう続かないんだから、諦めて身の丈にあった生活に戻りましょう。


でも、ご安心下さい。
このアプリは v1.1 ベースで作られていますが、元のアプリを起動すれば元通り、フィーバー状態に戻ります。ふぅ ^o^
もちろん、20RP はちゃんと頂けてます。

うまくやれば、両方を使い分けて何かいいことがあるかもしれませんね。

というわけで、Mafia Wars にまつわる注意事項をお届けしました。

2009年5月7日

Documents 2: あの Free 版から製品版へ(一時無料)


以前ご紹介した DocumentsFree が機能アップして製品版としてリリースされ、一時無料だったので使ってみました。
# すいません。現時点で 600yen になっちゃってました...

基本的な機能は Free と一緒ですが、ちょっと使った感じでは以下の点に違いがあるようです。
  • 表計算のセル数制限なし
  • PC との直接接続(WifiHD)

まずは表計算です。Free 版の記事にも書きましたが、D15 セルまでしか編集どころか表示すらできない、という制限がありましたが、これは撤廃されているようです。(最大サイズは不明)
さすがにそんな制限があったら有料版を買う人はいないので当然でしょう。

そしてもう一つが、http 経由での PC との接続です。
WifiHD と呼ばれているこの機能は、Discover などのビューワが持っている機能と同じで、PC のブラウザでアクセスして、touch 内にファイルを置いたり、逆にPCにファイルをコピーしたりする機能です。
Free 版では Google Docs との連携機能はあったので、そこを経由してのやりとりはできましたが、2 ではそれに加え直接やりとりもできるようになりました。

具体的なやり方ですが、右上の "G" の隣にある、RSS のようなボタンを押します。
すると、touch にアクセスするための URL が表示されるので、そこをブラウザでアクセスするだけです。
表示されるページは至ってシンプルで、touch 内に保存されているファイルのリストと、touch へのファイル転送用のフォームと、フォルダ作成用のフォーム、だけが表示されます。操作は直感的で分かりやすいかと思います。
# 現時点では、日本語のフォルダ作成は、URL encode されてしまいます。

まだあまり触っていませんが、重大な問題があります。それは
  • 重い、メモリ食う
  • 時々落ちる
二つはほぼ同じ問題のような気もしますが、特に表計算をいじっていると動作がかなり重く、スクロールしても表示が追いつかなくなったり、メモリが足りないというメッセージが出たりします。
しまいにはアプリが落ちたりします。
この辺は改善が必要ですね。

まぁ、ビューワとしての機能は専用のアプリに任せるとして、テキストと表計算が編集できて、Google Docs と PC とにコピーできるアプリは他にあまりないので、用途を限定すれば(私の場合は同期可能なメモ帳アプリとして)使えるアプリかと思います。