2009年10月19日

Myst Free: あの名作が楽しめる


Myst と聞いて懐かしいとか言うと年がばれますが、あの名作ゲームのフリー版がリリースされました。(製品版は英語版が5月に日本語版が9月にリリース済みです)

Myst を知らない人のために手短に説明すると、非常にきれいな静止画(一部動画)で構成された謎解きゲーム。といった感じでしょうか。
1993 年のゲームなので、今となってはそのグラフィックは普通ですが、当時は非常にきれいなのに驚かされました。

高画質画像を使っているためか、ボリューム的には製品版で500MB、フリー版でも100MBを超えるので、iPhone アプリの中ではかなり大きいほうになります。

フリー版の制限は、スタート地点であるミスト島から出られない。という点にあります。
ここ以外に5つの時代にワープしていろんな謎をとかなきゃいけないんですが、この島だけでも十分悩まされます。
あと、英語版しかない。という制限もあります。
ヒントが非常に少ないこのゲームにあって、そのヒントが英語の文章だったり、非常に聞き取り難い音声だったりするので、さらに難易度が上がってしまいます。

私自身は15年前に自力で解いているんですが、その時の記憶はほとんど消えうせ、新鮮な気持ちでプレイできましたし、結構悩みました。やったことあるのにこれですから、初めてやる人にとっては、全然分からない人もいるんじゃないでしょうか?

touch ならではの謎解きの方法としては、スクリーンショットを活用することができます。
焼け残った書類からヒントを得ることが多いのですが、絵で表現してあるので、それをかつては紙に写し取っていました。でも、touch では簡単にスクリーンショットを取ることができるので、一通りスクリーンショットに収めて、後は写真アプリで見ながらじっくり謎解きすることができます。

解いたことのある人はご存知かと思いますが、実は答えを知っていれば、ミスト島だけでエンディングを迎えることが可能です。
しかし、さすがにフリー版ではエンディングを迎えられないようになっていて、暖炉の仕組みを解いても先に進めないようになっています。

15年前の作品の完全リメーク版ですが、そのグラフィックのきれいさと、解きがいのあるパズルは今でも決してひけをとっていません。
やったことがある人も、初めて知った人も、是非一度試してみてはいかがでしょうか? (サイズが大きいですが...)

2009年10月14日

eWifi: ついに無料で Wifi 探し


まず皆さんに謝らなきゃいけないことがあります。(って程でもありませんが)
実は今までアプリに関しては無料を貫いてきたんですが、どうしても我慢できなくて有料アプリを買っちゃいました。
買っちゃったのは WifiTrack です。そう、無料の無線LANアクセスポイントを探すアプリです。だって、Wifinder が全然 Apple の承認が下りないんですもの...

そして、その数日後にリリースされたのが今日紹介する eWifi。なんとタイミングが悪い。あと数日 WifiTrack を買うのを我慢するか、eWifi が早く出てくれれば買わなくて済んだのに...

と、後悔しても始まらないので早速 eWifi のご紹介です。
まず特徴としては、
  • 認証有無、電波強度でソート
  • 電波強度は5段階のアイコン表示
  • 一覧にMACアドレスも表示
  • SSIDは長くても全部表示
  • 自動スキャン(10秒間隔)、自動接続
  • 接続時にインターネットまで到達するか確認
といったところになります。

まず表示関連ですが、ソート方法は他の類似アプリと同じですが、Ad-hoc のものも表示できるようです。
後は細かいですが、電波強度が5段階(Wifinderは3段階?、WifiTracは数字)のアイコンで表示されるので見やすかったり、MACアドレスも一覧に表示されるので、分かる人はそこでメーカーが一発で分かるという利点があります。
また、SSID が長い場合にはフォントを小さくして全部表示してくれたりします。これなら末尾だけが異なるアクセスポイントもちゃんと見分けられますね。

あと、こちらも他のアプリと変わりませんが、自動スキャンしたり自動接続したりできます。他のアプリではスキャン間隔を変えたり、接続したら音を鳴らしたり、といった細かい機能があったりしますが、その辺は搭載していません。

それから接続時に、失敗したか成功したかを表示するのは当たり前として、成功時にそこからインターネットに出られるかをチェックしてくれます。たまに proxy をかまさないといけない環境があるので、そういう環境かどうかがすぐ分かります。
proxy サーチ機能があるといいかもしれないですね。

ま、こんな感じなんですが、実はまだ eWifi で open なアクセスポイントへの接続に成功したことがないんですよね... あんまりじっくりいじれてない、というのが正直なところなんですが、より詳しい使用感が分かったら追記したいと思います。

というわけで、ついに出た無料の無線アクセスポイント探索アプリ eWifi の紹介でした。

2009年10月13日

MobileRSS: オフライン対応 Google Reader アプリ


またまた随分間が空きましたが、常用アプリに変動があったのでご紹介します。
# ちなみに、また赤毛の少年と冒険に出ています...

今回紹介するのは、Feed リーダの MobileRSS です。
(2009/10/14 追記)
すいません。基本的にこのブログでは無料アプリを紹介しているんですが、このアプリは現在は有料ですね。私が入手したときは確実に無料だったんですが、期間限定だったようです。
代わりと言ってはなんですが、Free 版が 10/12 にリリースされていますね。広告が表示されるそうです。


主な特徴は以下の通り。
  • Google Reader 連動
  • 画像もオフライン対応
  • アプリ内でEmail送信可能
まずは Feed の取得ですが、これは完全に Google Reader (GR)と連動しています。
ですので、MobileRSS で記事を読もうと思ったら、まず GR に登録する必要があります。
私の場合は既に GR を使用済でしたので、特に問題はありませんでしたが、使ったことがない人にとってはまずそこから入らなきゃいけないので1ステップ余計にかかりますね。

そして、私にとって一つの大きな利点が、画像のオフライン対応です。トップ画面の右下の矢印つきのアイコンを選択し、"Download All Items" を選択すると、収集済の記事の画像ファイルを検索し、取得しに行ってくれます。
まぁ、画像がなくても記事を読む分にはさほど問題にはなりませんが、ないよりはあった方がいいので、私は好きです。

もう一つの利点が、記事の Email 送信がアプリ内で可能。という点です。
これはどういうことかと言いますと、気になる記事があった時に、その記事をメールの本文にして飛ばす機能が、アプリを切り替えずに行うことができるんです。
基本オフラインの touch で記事を読んでいるときに気になる記事があったらどうしますか? OS3.0 からコピペ可能になったので、コピーしてメモ帳に貼る、という手もありますが、メールで送信しちゃうという手もあります。
以前は前者でやっていたんですが、最近は後者を使っています。メールアプリが起動し、記事が本文にコピーされるので、後はアドレスを入れれば送信ができます。touch の場合は、ここでキャンセルをすると下書きに保存されるので、それを後で見直せばいいだけです。
併用している ITmedia でもこの機能はあるんですが、一旦アプリが終了してメールアプリが起動する形態なので、また記事を読もうと思ったらアプリを起動しなおす必要があります。
しかし、この FreeRSS ではアプリ内でメール作成ができるので、下書きに保存したらまた記事を読み続けることができます。これは便利。

その他にも Twitter や InstaPaper と連携したりできるようですが、個人的にはあまり興味がありませんのでスルーします。

そして長く使う際には重要な操作感は特に負荷もなく軽快に動くのでストレスはたまらないです。ただ、他のアプリと同様、相変わらずニュースの切替には2アクション必要なので、手軽に切り替える方法が欲しいところですね。
でも、これで通勤電車の中での情報収集はバッチリです。

ただ、残念な部分がないわけではありません。
  • 一括取得ができない
  • オフラインでは既読にできない
  • Google Reader から切り離せない
まずは記事を一括で取得することができません。
私の希望する動きとしては、登録している Feed 全部に関して最新30件を取得する、という動作が欲しいんですが、MobileRSS にはありません。各ニュースを選択して記事一覧表示にして初めて取得されます。
一応これに似た動きとして、"All items" を使うという方法もありますが、All items で取得した記事は、各個別のニュースからは読めず、All items の下でしか見られません。
All items から読むと、その記事がどの Feed に含まれているのかが分かりにくいという難点があります。

それから、オフラインで読んでも既読にできない。
という問題もあります。どうやらオンライン時に読むとその時点ですぐに既読になるんですが、オフラインの場合は未読マークに変化はありません。そうすると、あれ? どこまで読んだっけ? という状態になるので、是非オフラインでも既読にできるようになって欲しいですね。

あと、GR と密接に連動しているのを切り離すことができないのはちょっと残念ですね。
他のアプリでは GR に登録されている Feed 情報を取得して、その中から自分が読みたいものを選択して登録する、という方法が取られていたりしますが、是非そうして欲しいところです。


というわけで、今まで使用していた Free RSS Reader に変わって常用アプリの仲間入りした MobileRSS をご紹介しました。