2009年5月29日

iPocket Draw Lite: 無限のキャンバスを持つ手書きメモ


Mafia も落ち着いてきたので、閑話休題で仕事に使えるアプリの紹介に戻りましょう。

今回紹介するのは手書きメモ iPocket Draw Lite です。
正直、最初は使えないなぁと思っていて、ブログに書いたら消しちゃってもいいかな、と思ってたんですが、いやいやどうして結構使えることが分かってきました。

今まで一番使いやすい手書きメモは Sketch Pad だと思っていたんですが、それを超えていると言っていいでしょう。

簡単に特徴を列挙すると
  • 無限キャンバス
  • save/load なし
  • 直線モードと曲線モード
  • 図形、テキストあり
何と言っても最大の特徴は無限キャンバスでしょう。実際には無限じゃないかと思いますが、例えば初期状態の一画面分を点になるまでどんどん縮小しても、まだ端が出てきません。ですので実質無限と言ってもいいでしょう。
ちなみに、ペンの太さには限界があるので、あんまり縮小させた状態で書いても薄い線が引かれるだけなので、見にくくて使い物にはなりません。

そうなると、実は save/load がなくても違う場所に書けばいいだけなので、十分使えるかと思います。
ただ、拡大縮小操作で時々とんでもない場所に飛んじゃう場合があるので、それは要注意です。
書いた場所を見失った場合は、3タップでホームポジションに、4 タップで全体表示になるのでリカバリーできます。

「最初は使えないなぁと思っていて」と書きましたが、その原因が、直線モードと曲線モードになります。
「・」を選択すると自由に線が引けるのですが、「・」を選択しただけでは直線モード(vector mode)になっていて、曲線を描いても全て直線(折れ線)か円に変換されてしまいます。
ですので、文字を書こうと思っても、全部直線になってしまうので、何かの犯罪の犯人からの手紙みたいになっちゃいます(テレビの見すぎ?)。

これじゃぁ使い物になりませんよね? じゃぁどうやったら曲線が書けるのか? というと、「i」のヘルプに書かれていたんですが、「・」ももう一度選択してあげるんです。(ちょうど、テキスト入力で↑を2度タップすると全角入力になるのと同じ感じです)
そうすると、いわゆる手書きメモ状態で書けるようになります。通常はこっちを標準のモードにした方がいいと思うんですけどね...
入力は Sketch Pad と同等で非常に滑らかに書けます。

図形は四角と丸が用意されています。テキストは、「T」を選択すると文字入力モードになるので、入力した後、画面上をタップするとそこにテキストが配置されます。別の場所をタップすればそこにも同じテキストが配置されますので、同じテキストを書くときには便利ですね。

総じてとてもいい手書きアプリと言っていいと思いますが、要望としては以下があります
  • 拡縮/移動の動きがちょっと変
  • 削除の改良(undo/redo, 領域選択)
  • 説明がフランス語
二本指の操作で拡縮と移動ができるんですが、ちょっと判定がシビアで、移動させようと思っても拡宿と判定されしまい、思ったように動いてくれないケースが多々あります。もうちょっと移動しやすいように判定した方がいいかと思います。

あと、削除に関してはいろいろ改良した方がいいと思います。
まず、undo/redo は1アクションで行えた方がいいでしょう。現状だと、例えば書いた線を消す場合に、矢印を選択、消したい線を選択、ゴミ箱を選択、OK の4アクションになっちゃいます。
それから、ある領域を消したくても、そこにあるオブジェクトを一つ一つ選択して、ゴミ箱→OK を繰り返す必要があります。ごっそり消したいときにこれは辛いですね。

touch から App Store で iPocket Draw Lite を見ると、説明がフランス語なのは何かの愛嬌でしょう。

というわけで、広大なキャンバスにいくらでも書ける手書きメモ iPocket Draw Lite の紹介でした。

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