touch の最大の欠点は、ネットに常時接続できないことだと思っていて、それを補うために wireless gate とか使ってしのいでました。
wireless gate の話はまたおいおいお伝えするとして、この大きな欠点を補うものがついに現れました。
それが、EMOBILE の Pocket Wifi です。
これは、無線LAN経由でインターネットにアクセスできるようにする、携帯可能な無線LANアクセスポイント。いわゆる Wifi ルータってやつですね。
今までもこれと似たようなコンセプトのものとして、WILLCOM の「どこでもWi-Fi」とか、海外メーカの「PHS300」とかあったんですが、いずれも大きさや稼働時間に難があって触手は伸びてませんでした。
しかし、Pocket Wifi は全然違いました。
大きさは一般的な携帯電話よりちょっと小さいサイズで、しかもご覧のように卵型なので思ったより小さく感じます。重さは約80gなので、胸ポケットに入れておいても問題ありません。
電池の持ちは、4時間の通信が可能(待受100時間)です。一日中持ち歩いている人にとっては物足りない容量かもしれませんが、私のようにメインが通勤時間中の人にとっては十分な容量です。
気になる無線LANの機能ですが、
802.11 b/g に対応し、1度に5台まで接続可能です。5台もつなげるなんて事態は発生しないので、これで十分です。
WPS にも対応しているので、対応する機器となら簡単に接続ができます。touch は WPS に非対応なので手動で設定してあげる必要がありますが。
認証方法は、WEP, WPA, WPA2(AES, TKIP) に対応していますが、設定で切り替えて使用することになるので、DS は WEP で、それ以外は WPA2 で、というような使い方はできません。初期設定は WEP ですので、WPA2 に変更しておきたところです。
携帯通信側、無線LAN側の接続の on/off や、WPS は、本体側面のボタンでできますが、それ以上の細かい設定は、Pocket Wifi にブラウザでアクセスして変更することになります。
設定画面は比較的素直なので、あまり迷うことはないかと思います。
料金プランですが、
スーパーライト(1.7MBまで定額のW定額)、バリュー(300MBまで定額のW定額)、ギガ(1GBまで定額のW定額)、データ(使い放題)とあります。
私は先のような使い方で、動画も見ないので、バリューにしてみました。月3000円で300MBまで、それを超えても6000円でリミットがかかるプランです。ちなみに本体は5980円+2年割賦です。
1週間、2日に1度くらいの割合で、ITmedia や MobileRSS でニュースを取ってきたり、AmeshView や weathernews で天気をチェックしたりしましたが、23000 円程度ある無料通話分の 750 円分しか使ってませんでした...
このままのペースだと、月3000円しか使わないことになるので、あと7倍は使っても良さそうです。
W定額プランなので、どんなに使ってもリミットがかかる安心感がありますが、なるべくなら300MBに抑えたいところです。そこで気になるのが、touch が勝手に通信したりしないか、ってことですが、無線LANの設定を、自動接続OFF で、自動切断5分ににしています。こうすると、使いたいときに Wifi ボタンを2秒押して無線LANをONにして、使い終わったらまた2秒押して切れば、無駄な通信は発生しませんし、切り忘れても5分で切れるようになります。
使っていて不満に思うことはほとんどありませんが、ちょっと気になる点はあります。
- 設定ページが touch からのアクセスだとキビキビ動かない
- なぜか WPA/WPA2 で接続できない
認証の問題は、気になる人は気になる問題かと思います。
昨今、WEP 認証はセキュリティ的に問題視されているので、WPA 以上に切り替えたいんですが、なぜか認証がちゃんといかないんですよね...
仕方ないので、とりあえず MAC アドレスフィルタで運用してます。
もっとも、無線LAN を手動で入切していて、常時さらしてるわけではない、ってのも WEP で容認しちゃっている理由ですが...
というわけで、touch では何かと不便なインターネット接続ですが、そんな悩みを解消してくれる強い味方 Pocket Wifi の紹介でした。